幼少期においてはアレンジ技術や名前を覚えること以上に、子どもたちそれぞれが持つ「力」に気づき、引き出し、そしてそれを育てることが大切だと考えております。
特に幼少期には花の造形を通じて「想像・イメージする力」を身につけることが大切なことであり、この時期にこの力を育てることはいずれ大人になる彼らの「生きるちから」となります。
花教室とりのたねは「想像・イメージ活動」と「植物に触れること」の2つを大切に活動しております。花の知識や技法は座学として学ぶのではなく、制作をする中で自然と習得していける課題を設定しております。
勉強・運動・人間関係・コミュニケーション そのすべては、「想像力」が元になっているからです。
子供の頃、砂場でお団子を作ったり、空き箱でお城を作ったり、お母さんのお手紙にはドレスを着たお母さんのお手紙を描いたり、、、
小さな青虫を見てはその虫のお家や家族を想像したり、、、
子供達は今、想像力で満ちあふれています。
幼少期に右脳と左脳をバランス良く働かせ、その想像力や感性を引き出し伸ばすことは何れ大人になる彼らの人生を豊かにします。
IT、機械化が進む近年ですが、ロボットにはできない「想像力」は彼らの強みとなり、生きる力です。また機械やロボット、便利なものすべて、元は大人達が想像を繰り返して作りだしてきたのです。
何よりいろんなことを想像できる人生は楽しいです。
技術は大人になってからでも学べます。 幼少期は、子供達の持つ力を最大限伸ばして豊かな人生を歩んでほしいです。
昔は夏休みになると一日中外で遊んでいましたが、近年は環境が変化し、夏は暑すぎる、冬は寒すぎる、または衛生面、そもそも緑が少なくなり、自然の中で遊ぶ機会が子どもたちの生活から減っています。
しかし、いつの時代も「自然」は必ず人を癒してくれます。 そして想像イメージ力を促してくれます。
自然は生き物です。水をかえ、栄養をあげ、愛情を持つとついてきてくれます。
そういう生活を子どもの頃から重ねていって欲しい。
大人になってもしも小さな庭のある家に住んだら、野菜やハーブを育てたり、都会のマンションに住んだならリビングに季節の花を生けたり、クリスマスにはツリーやリース、お正月にはしめ縄、母の日にはカーネーション、6月はあじさい、春にはしろつめぐさの花かんむり、秋にはすすきのミミズク、、、、
幼少期に自然を生活の中に取り入れる習慣を持つことで、あたりまえのように植物に触れ、季節を感じ、「自然からうまく癒される人」になってほしい。
そう願って花の教室とりのたねでは出来るだけアートフラワーや造花ではなく、生花に触れることを大切にしております。
下の4ポイントを毎月カリキュラムに落とし込んでいます